マネオは延滞中の借手に追加融資している?

マネオが2月22日付けのリリースで、延滞中の一部案件について元利金の回収を行った旨を発表しています。

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延滞債権を一部回収

延滞債権の借手は不動産担保金融業を営むC社です。マネオはC社に貸し付けて、C社は更にCU社に貸し付けましたが延滞が発生しました。今回その一部が回収できたそうです。これは良い話です。

C社はマネオの関連会社なのですが、どの様な会社なのか詳細な説明は見つけられませんでした。

なお、リリースには「事業者C社主導のもと担保不動産の販売活動を継続してきた」との記載があり、C社は不動産担保融資に関して実績・経験を有している事を窺わせます。

C社案件のスキーム

C社案件は、C社が複数の第三者に不動産担保融資を行うスキームの様です。これまでも複数の案件を組成しています。

C社案件のスキームを簡単に図示すると以下の通りです。

C社の様な不動産担保金融業者にバックファイナンスすること自体は普通です。銀行も不動産担保金融業者に融資しますし、SBISLも同様のスキームで資金を集めています。

延滞中のC社に追加融資?

私が気になったのは、借手のC社は延滞案件の回収も終わらないうちに、マネオを通じて新規案件で更に資金を集めている様なのです。

例えば現在募集中の不動産担保付きローンファンド2063号の借手はC社です。

上記の2063号の「C社」は、延滞発生中の「C社」と同一会社ではないかと思われます。通常、SL業者は借手に固有の名称を割り振るからです。

仮にC社が同じ会社だとすると、マネオは延滞中の会社に新規案件で更に貸し込もうとしていることになります。

元銀行員の感覚ですと、一度延滞を起こした借手については延滞発生理由、延滞解消の目途などを厳しく査定しなくてはなりません。新規案件で担保があっても簡単に追加融資は出来ません。

一度延滞する借手は、更に延滞する可能性があるからです。例えば、担保評価を高く見過ぎているとか、債権管理・回収が不十分だとか、構造的な問題を抱えているかもしれません。

C社はマネオの関連会社なので、延滞が発生しても特例扱いで融資を受けられるのでしょうか。それとも実はC社には実体が無く、マネオが全て差配しているからC社の延滞など関係ないという判断なのでしょうか。

これまでもマネオの「凄さ」については以下の記事などで語ってきましたが、 マネオは過去の失敗は忘れて前に突き進む体質なのか、投資家が過去を忘れてくれると思っているのでは?と感じてしまいます。

個人的な意見ですが、延滞債権の回収や総括が出来るまでは、マネオが現在募集している上記の様な案件には投資できないなという印象です。

コメント

  1. kita より:

    いつも記事のご提供有難うございます。
    C社はmaneoマーケットの子会社の㈱リクレだと思います。
    代表者はイシコさんです。
    maneoと一心同体的なところは当然あるのでしょう。
    もっと厳格に査定してほしいですね。