【案件分析】マネオ 事業性資金支援ローンファンド1505号

マネオが掲題の案件の募集を行っています。事業者C社を通じて事業者DM社に融資する総額15億円の大型案件です。複数回にわたって分割募集されており、本案件もその一つです。

私はマネオの案件に投資しようと思わないので、案件分析をする意味は無いのですが、損害賠償請求訴訟を起こされているマネオが、いまだに新規案件の募集を行っていることと、既に何人もの投資家が本案件シリーズに投資していることに驚き、もし投資を検討している方がいるとすれば、その方たちに参考にして頂く趣旨で本記事を書きました。

事業性資金支援ローンファンド1505号(案件1:C社、案件2:AN社)
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案件概要

融資条件

貸付金額 ¥26,000,000
運用利回り 9.2 %
借入期間 2 ヶ月
貸付実行日 2019年03月15日
返済完了日 2019年05月28日
返済方法 2 ヶ月後一括返済 (利払いは毎月)
※但し、期限前返済の場合有
担保 無し
保証 無し

ストラクチャー

ストラクチャー(資金の流れ)は以下の通りです。

  • マネオはC社(リクレと思われる)を通じて、DM社に貸付15億円を行います。
  • DM社はリース事業を営んでおり、借入金を営業設備の購入代金に充てます。
  • DM社は売却先Aに当該営業設備を売却する事で、C社からの借入金を返済します。
  • A社は売上2,000億円超の企業であり、代金支払い用の約束手形をDM社に差し入れます。

分析&まとめ

仮に本案件がマネオ以外の事業者が募集する案件でも、私は以下の理由で本案件に投資しません。

  • DM社が購入予定の営業設備はかなり大がかりなものだと思いますが、具体的に何なのか不明です。何を購入するのか(本当に購入するのかどうか)わかりません。
  • DM社はリース事業を営む会社ですが、A社にはリースではなく、いきなり売却するようです。そのような取引を行う背景が分かりません。
  • A社は売上2000億円超の企業だそうですが、利益額の開示がありません。意地悪な言い方ですが、採算を度外視すれば売上は作れます。大切なのは売上高ではなく利益額と利益率なのです。マネオは「売上が大きいから信用力が高い」という印象を与えようとしているのでしょうか。
  • 担保はA社が振り出す手形です。マネオの説明によれば「手形が決済できないと銀行取引が停止されるから返済プレッシャーになる」そうです。元銀行員の目線で実際はどうかというと、手形が決済できない(不渡り)になる場合は、事実上その会社が経営破綻しているケースが多いです。倒産しそうな会社ほど手形を切って支払を繰り延べようとするものです。手形だけを担保にとってもあまり意味がありません。
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コメント

  1. ryo より:

    本体は最近常時募集していますが、募集で出資が集まらなくなると、
    今後の償還案件も期失になる可能性はありますよね?

    私は1年前の案件で4末償還の案件があり不安です

    • 元銀行員のひとりごと 元銀行員のひとりごと より:

      ryoさん ご認識の通りかと思います。今後資金が集まりにくくなると既存案件のリファイが出来ずに期失する案件も出てくるかもしれません。