マネオQ&A:マネオに出資している大手ベンチャーキャピタルは頼りになるか

マネオに関してご意見・ご質問を頂く事が増えております。当ブログを多くの方にご覧頂いているという意味でブログを書く側としては有難い反面、不安を抱えた個人投資家の方からのご意見・ご質問が多いので複雑な心境です。

そこで少しでも読者の方の参考になればと思い、マネオに関するご意見・ご質問に、私が自分の経験と公開情報に基づいてお答えしていきます。

本記事では、マネオの出資者が今回の一連の騒動で頼りになるか考えてみます。

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マネオの出資者

マネオには以下のベンチャーキャピタルが出資しています。マネオを上場させて大きな利益を上げようと考えていたはずです。 大企業系列のファンドも入っています。

  • GMOフィナンシャルホールディングス株式会社
  • 株式会社VOYAGE VENTURES
  • MICイノベーション4号投資事業有限責任組合
  • SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合
  • Spiral Ventures Japan Fund 1号投資事業有限責任組合
  • アイビス新成長投資事業組合第4号
  • 池田泉州キャピタルニュービジネスファンド4号、5号投資事業有限責任組合
  • SV-FINTECH1号投資事業有限責任組合

マネオの出資者は頼りになるか

マネオの出資者(ベンチャーキャピタル)はマネオ再生に一肌脱いでくれるでしょうか。結論から申し上げると残念ながらその可能性は高くないと思います。理由は2つです。

ベンチャーキャピタルは「数打ちゃ当たる」方式

1つ目は、ベンチャーキャピタルというビジネスモデルの問題です。イメージで言うとベンチャーキャピタルとは「将来もしかしたら大化けするかもしれない100社にちょっとずつ投資して、1-2社が上場してくれたらラッキー」という「数打ちゃ当たる」方式のビジネスです。98-99社への投資は失敗に終わるものの、宝くじのように大当たりする案件が1-2社あるので全体としては収益があがるということです。

その観点で考えると、マネオへの投資が上手くいかなくても「仕方ないか」という判断があり得ます。失敗に終わる98-99社の一つだったという判断です。

さらに、会社の再生のために一肌脱ぐには追加出資が必要になるかもしれません。 ところがマネオのように損害賠償請求訴訟を起こされるような会社への追加出資は難しいです。ファンドの投資家の理解が得辛いためです。

1社あたりの平均出資額は3,300万円?

2つ目は、マネオへの出資額です。マネオの2018年12月時点の資本金は約3億円です。株主(出資者)は瀧本社長と上記の8社です。出資額の内訳は非開示ですが、9社(人)で3億円を出資しているということは単純に1社(人)あたり約3,300万円です。大手のベンチャーキャピタルであれば、マネオという「火中の栗」を拾うくらいなら、3,300万円を諦められる方を選ぶ可能性が高いと思われます。

まとめ

マネオに出資しているベンチャーファンドが頼りになるか考えてみましたが、助けを期待するのは難しいかもしれません。1社あたりの出資額が比較的少額だと推測されること、マネオ支援に伴うファンドへの風評リスク等を警戒して追加出資や支援を渋る可能性があります。

本記事のコメント欄から引き続きご質問を受け付けています。匿名で質問できます。頂いた質問には出来る限り迅速に回答させて頂きます。

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コメント

  1. 匿名 より:

    現在マネオの残債がある者にとっては厳しい状況でしょうか?

    なんとか逃げ切りたいですが、1年以内に破産もあり得ますか?

    • 元銀行員のひとりごと 元銀行員のひとりごと より:

      確かに厳しい状況ですが、マネオのビジネスモデルを考えると、よほどおかしなことをしていなければ、直ちに経営破綻にはならないと思います。

  2. ryo より:

    マネオの報告には以下記載されています
    これはスポンサーになりたい企業がいくつか
    あって、その中からマネオが選んでると見えますが、どうでしょうか? 何とか改善してほしいです

    @@@@@@@@@@@

    かかる方針を反映した選定基準に基づき、客観的なプロセスを検討、 及び実施し、複数のスポンサー企業から提出された提案を慎重に検討する形で、スポンサー 企業の選定にあたっております。

  3. ユウノシン より:

    細かい話で恐縮ですが、maneoとmaneoマーケットを区別して記載されたほうがいいかと思います。

    • 元銀行員のひとりごと 元銀行員のひとりごと より:

      ユウノシンさん ご指摘ありがとうございます。ベンチャーキャピタルから出資を受けているのは「maneoマーケット株式会社」であり投資案件の勧誘、投資家の管理等を行っています。貸金業の免許を持ち匿名組合の営業者になっているのが「maneo株式会社」ですね。勧誘や管理しか行っていない「maneoマーケット株式会社」の連結財務諸表には営業貸付金として298億円(2018/12末)が計上されているので「maneo株式会社」は「maneoマーケット株式会社」の連結子会社のようです。

  4. ヤマキ より:

    瀧本社長はmaneoマーケット㈱の80%を現在も保有しています。したがって、「元銀行員のひとりごと」の想像よりもVCの持ち分割合は少ないです。