マネオ:京都市1億7,000万円案件の延滞について

昨日4月2日に京都市の不動産を担保とする案件の延滞(融資額1億7,000万円 )が発生しました。マネオのリリースから読み取れることをまとめました。

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案件概要

本案件は京都市の不動産を担保にした1億7,000万円の融資案件です。

融資金額:1億7,000万円
金利:8%
貸付日:2018/2/21
返済期日:2019/4/30
返済方法:利息は毎月支払い、元本は期限一括
担保:京都市内の不動産2つ

マネオのリリースを分析します

以下のマネオのリリースの一部を抜粋します。重要な箇所を太字でハイライトしました。

2.経過

本件融資は、不動産事業者CWの事業収益(京都市内での物件の開発及び販売に係る手数料収入)の他、担保となる対象不動産を順次売却し返済原資を確保する融資保全スキームを構築しておりました。

その後、事業者C社は不動産事業者CWの上記の事業の進行が遅延していることを認識しましたので、対象不動産の売却を早期化するよう要請し、不動産事業者CWも返済に努めていましたが、その過程で利息の支払いができず、今回の延滞のご報告となりました。

3.回収の見込み

事業者C社は、対象不動産の任意売却の早期化を促し回収を図っております。
また、不動産事業者CWは、事業者C社への利息支払いの遅延以前に、別債権者に対する支払いも遅延しておりました。そのことを原因として、別債権者より対象不動産に対して競売が申し立てられました。

従いまして、上記の任意売却を促しつつ、競売手続きに則った回収も進行していくこととなります。あわせて、事業者C社と不動産事業者CWの間は公正証書にて融資契約を締結しておりますので、不動産事業者CWや連帯保証人の保有する資産に対する強制執行を行うべく、その資産状況調査も行っております。

利息が支払えず延滞は珍しい

これまでマネオの延滞案件は返済期日までに物件の売却や借り換えが出来ずにデフォルト(延滞)するケースが多かったと思います。今回のケースで特徴的なのは、返済期日まで1か月を残して利息が支払えずにデフォルトした点です。

銀行員の感覚ですと、債務者は返済に窮しても最後まで利息だけは何とか払おうとするものです。借り手としては「元本は返せないが借りたお金について発生する利息だけは払うので何とか待ってほしい」と言いたいわけです。

貸し手も本当は延滞に伴う遅延損害金も請求したいところですが、ひとまず利息が支払われていると借手の返済意欲(ある種の誠意)を感じますし、事業がキャッシュを生み出していると考えられるので、態度も硬化しにくくなります。

ところが本案件では、借手の利息支払負担はよほど大きかったようで、他の債権者への利息支払いも遅延していると書かれています。借り手であるCW社は高金利の資金を調達しすぎた上に本業の不動産開発が上手くいかず、財務体力が相当弱っていたものと考えられます。

今後の展開

マネオの延滞案件の多くは「借手に担保物件の売却や借り換えを促して様子見しつつ、サービサーへの債権売却も考えましょう」という私に言わせれば緩い債権管理が主でした。

今回はCW社が別の債権者への利息支払いも遅延したため、その債権者からすぐさま担保不動産の競売を申し立てられたようです。本来あるべき姿だと思います。

マネオは別の債権者に競売を申し立てられてしまったので、半ば強制的に競売プロセスに巻き込まれた格好でしょう。CW社に任せていても埒があかない可能性もあるので、これくらい追い込まないとダメかもしれません。

担保価値を推し量る情報が無いので元本回収の可能性はわかりませんが、既に競売が申し立てられているので、他の延滞案件よりは早く決着がつくかもしれません。

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