キャッシュフローファイナンスの延滞について

2019/1/9付けのリリースでキャッシュフローファイナンス(CFF)の4案件(約5,300万円)で延滞が発生したことが明らかになりました。延滞の理由は借換えを凍結したためだそうです。

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延滞の詳細

以下はCFFのリリースから抜粋です。借換えをしないことにしたため延滞したというロジックです(太字箇所)。これでは潜在的に既存案件の全てで延滞が発生しうるという事であり、事業者としては致命的な状況だと思われます。

【経過】
Cash Flow Finance(CFF社)はmaneoマーケット社にファンドの募集委託をいたしております。
ご案内のとおり、maneoマーケット社は、2018年7月13日に関東財務局より業務改善命令を受けました。これを踏まえ、maneoマーケット社は、業務運営態勢や内部管理態勢の見直しを行うとともに、営業者の選定・管理のための社内規定の策定に取り組んでおりましたが、この度、上記社内規定の策定作業を終え、各営業者が上記社内規定に適合しているかを確認するプロセスを進めていたところ、CFF社との間で確認すべき事項があることを認識しました。この確認作業を実施し、確認結果を踏まえた対応を完了するまでの間、maneoマーケット社とCFF社が合意の上、ファンドの募集を一時的に休止することとしたことから、借換ファンドの募集を見合わせることとしたため、本件の元金の延滞が発生しました。
【今後の見通し】
CFF社とmaneoマーケット社との間で「ファンド募集の一時的な休止」の合意に至ったのが2018年12月28日であったこともあり、2019年1月4日までに、ファンド募集ページ記載の担保措置等による元金回収には至りませんでした。
今後の回収につきまして、maneoマーケット社は、CFF社に対して、事業者AH社所有の本件ファンド対象設備を含む資産売却や新たな資金調達による回収を要請するとともに、担保措置による元金回収の検討を要請して参ります。
なお、以下のローンにつきましても、最終期日までに「ファンド募集の一時的な休止」が解除されない場合は、「最終期日が2019年1月4日のローン」と同様の対応となることが想定されます。

案件の特性

出典:CFFのHPから抜粋(延滞した葛飾区の不動産担保ローン案件のストラクチャー図)

延滞した案件の詳細を確認してみましたが、小規模な不動産のリノベ案件、漁船の燃費改善装置、SIMバンクなど中々エッジの立った案件ばかりです。どの案件の投資機1年、金利10%程度と高リターンでありリスクが高いことを伺わせます。
特に投資対象資産の市場は大きくないと思うので、流動性は自ずと低いと思われ、リファイナンスによって案件を永続する事が半ば前提になっていたのではないかと推察します。