【案件分析】SBISLメガソーラーブリッジローンファンド23号

SBIソーシャルレンディングが5月27日からSBISLメガソーラーブリッジローンファンド23号の募集を始めます。いつも通り案件分析を行いました。

スポンサーリンク

募集条件

本案件は太陽光発電用地を担保に、太陽光発電施設の開発資金の一部を融資する案件です。

貸付額:6億300万円
金利(年):7.0%(借手が支払う金利は9.0%)
貸付期間:18か月
返済方法:元本期日一括返済
担保:1億1,100万円(更地としての評価)

今回も借手はSPCで情報開示は限定的

本案件の実質的な借手は不動産ディベロッパーズローンファンド14号と同じ会社だと思います。会員限定情報を元に色々ググるとたどり着けます。

今回も借手は直近決算期で債務超過、売上ゼロの空っぽの会社(SPC)ですね。特に親会社の保証などはないので、借手は万が一事業が失敗して融資を返済できなくなっても、借手(SPC)に代わって返済を求められることはありません。疑似的なノンリコースローンの形態になっています。

ノンリコ型でも悪くはないのですが、もっと事業の詳細な収支分析などを開示してもらわないとリスクが判断できません。相変わらずSBISLは不親切です。多分意図的にやってますね。

担保評価額1億円強の更地に、6億円以上を貸すというかなりシビレル案件です。

太陽光発電の収支は悪くないが、本案件には関係ない

本案件の売電単価は高いです。数字は会員限定情報なので書けませんが、昔に認可を受けた単価で、今の水準18円/kwhより大分高いです。

高い売電単価で権利を持っているのに、発電を始めない事業者が全国にかなりいて、経産省は怒っています。経産省はそのような事業者に対して、売電価格を現在の低い水準に強制的に引き下げるなどの処分を検討しています。

おそらく借手はもうこれ以上は発電開始を伸ばせないという判断で、今回SBISLから資金を調達して事業開始に踏み切ったものと思われます。

では、なぜ中々発電事業を始めないかというと、発電設備のコストがどんどん下がっているからです。売上を構成する売電価格は高いままで、発電設備の設置コストが下がれば、利益が増えます。売電価格が高かったころは、発電設備の値段も今より高かったわけです。コストが下がるのを可能な限り待って、発電に踏み切るという(ずる賢い)戦略です。

まとめ

プロジェクトが順調に行けば発電収支の良い施設が出来上がるでしょう。でも本案件は発電を始めるまでの繋ぎ資金を融資する案件なので、そこはあまり関係ありません。

むしろ、1億円の更地に6億円を金利9%で融資をするという、非常にアグレッシブな案件です。しかも借手はただの「箱」で他に目ぼしい資産は無く、親会社の保証もありません。事業が失敗すれば、おそらく5億円が焦げ付いて回収不能になります。リスクが高い案件です。

私の推測では、借手(およびその親会社)は自己資金を殆ど拠出していないと思います。開発資金はほぼ全額SBISLからの借入で賄う「フル・ローン」案件でしょう。借り手に弁済資力が全くないので、期中の利息相当額も含めて借り入れていると思います。

実質的な借手の実績、建設費用、事業シミュレーションに関する情報開示は一切ないので、目隠しされた状態で投資する感じで非常に怖いです。それでも資金は直ぐに集まるんだろうなぁ。

ランキング参加中

ブログランキング参加中です。
にほんブログ村 株ブログ ソーシャルレンディングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

スポンサーリンク
レクタングル広告(大)
レクタングル広告(大)

シェアする

フォローする